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ホーム>筆まめでぃあ>『筆まめ』スペシャルデザイン “日本三大友禅” とは?>[第7回]日本三大友禅柄を取り入れた『筆まめ』スペシャルデザイン シェアツイート

『筆まめVer.28限定』スペシャル年賀状デザイン “日本三大友禅” とは?

[第7回]
日本三大友禅柄を取り入れた
『筆まめ』スペシャル年賀状デザイン

これまで6回にわたり、京都・金沢・東京と「日本三大友禅」の産地を訪ね、その魅力をご紹介してきた。最終回は2017年9月発売の『筆まめVer.28』の、「日本三大友禅」の絵柄をデザインに取り入れたスペシャル年賀状を特集。京友禅・加賀友禅・東京手描友禅の魅力溢れる作品の数々から、スタッフが迷いに迷って厳選した絵柄のテーマや技法などを解説、その素晴らしさをお伝えしたい。

三大友禅の祖としての総合芸術こそが “京友禅”

まずは京友禅の3つの絵柄をご紹介。3柄すべて、第2回で工房にお伺いした黒島敏さんの作品だ。

左は、お祝い事に欠かせない図柄、松竹梅の着物からデザインした作品。落ち着いた地色に大胆な構図で、“子孫繁栄” を意味する竹があしらわれている。定番の吉祥文様も、京友禅で描かれると幻想的で荘厳なイメージだ。

中央は、舞妓さんの店出し(デビュー)時の “引き摺り” に使用されたデザイン。金糸、銀糸をふんだんに使った総刺繍の施された豪華な逸品だ。黒島さんの作品の中でも、最も手の込んだ最高峰の部類に入るものだという。“のしめ柄” を基本としながらも、四季を通した大小さまざまの吉祥ものが描かれた “宝尽くし”。華やかな文様が見るものを圧倒する。

そして、右の作品は気品のある独特の赤を地色に、かるた取りの原型と言われる “貝合わせ” の貝を入れる飾り箱「貝桶」を描いた作品。牡丹と菊という縁起物の花をモチーフにした華やかな中にも落ち着きのある文様で、花びら一片一片をていねいに描いた繊細な筆致が印象的だ。

お祝い事に欠かせない図柄、松竹梅の着物からデザインした作品。落ち着いた地色に大胆な構図で、“子孫繁栄” を意味する竹があしらわれている。定番の吉祥文様も、京友禅で描かれると幻想的で荘厳なイメージだ。

舞妓さんの店出し(デビュー)時の “引き摺り” に使用されたデザイン。金糸、銀糸をふんだんに使った総刺繍の施された豪華な逸品だ。黒島さんの作品の中でも、最も手の込んだ最高峰の部類に入るものだという。“のしめ柄” を基本としながらも、四季を通した大小さまざまの吉祥ものが描かれた “宝尽くし”。華やかな文様が見るものを圧倒する。

気品のある独特の赤を地色に、かるた取りの原型と言われる “貝合わせ” の貝を入れる飾り箱「貝桶」を描いた作品。牡丹と菊という縁起物の花をモチーフにした華やかな中にも落ち着きのある文様で、花びら一片一片をていねいに描いた繊細な筆致が印象的だ。

加賀五彩を基調とした優美な色柄の “加賀友禅”

次に加賀友禅の3つの絵柄をご紹介する。

左の扇に草花が描かれた作品は柿本結一さんの『檜扇草花(ひおうぎそうか)』。優美な形の「檜扇文(ひおうぎもん)」は、めでたい吉祥文様として昔から人気。そこに牡丹、石楠花(しゃくなげ)、菊、梅など縁起のよい花々をあしらい、晴れの日の着物として制作したそう。檜扇の一部には糊をたたいて散らす「たたきのり」という技法が用いられている。

中央は川幡文子さんによる『兼六の松』。日本三大名園の一つである、金沢の「兼六園」の美しい風景をテーマとした作品だ。「ことじ灯篭」や「時雨亭」など、兼六園の中に実在する見どころが描かれている。加賀五彩の中の藍色、緑色の濃淡で松を表現するなど、加賀友禅らしいシックな色合いも魅力。

そして、淡い色調で桜が描かれた右の作品は大久保謙一さんの『朧桜(おぼろざくら)』。薄曇の朧日に同化するように咲く桜の花をやわらかく表現。花は色使いやシルエットなどで変化をもたせ、ところどころに使用している藍色がアクセントになっている。

扇に草花が描かれた柿本結一さんの作品『檜扇草花(ひおうぎそうか)』。優美な形の「檜扇文(ひおうぎもん)」は、めでたい吉祥文様として昔から人気。そこに牡丹、石楠花(しゃくなげ)、菊、梅など縁起のよい花々をあしらい、晴れの日の着物として制作したそう。檜扇の一部には糊をたたいて散らす「たたきのり」という技法が用いられている。

川幡文子さんによる『兼六の松』。日本三大名園の一つである、金沢の「兼六園」の美しい風景をテーマとした作品だ。「ことじ灯篭」や「時雨亭」など、兼六園の中に実在する見どころが描かれている。加賀五彩の中の藍色、緑色の濃淡で松を表現するなど、加賀友禅らしいシックな色合いも魅力。

淡い色調で桜が描かれた大久保謙一さんの作品『朧桜(おぼろざくら)』。薄曇の朧日に同化するように咲く桜の花をやわらかく表現。花は色使いやシルエットなどで変化をもたせ、ところどころに使用している藍色がアクセントになっている。

古典柄にも洗練された個性が光る “東京手描友禅”

最後に東京手描友禅の3作品がこちら。

左上は熊崎和人さん作の江戸解文様(えどときもんよう)『磯浜風景』。江戸解文様とは、江戸時代に武家の女性の着物に描かれた古典的な風景文様のこと。草木などに加え、海辺の風物が描かれるのが特徴だ。この作品は、平川(旧神田川)の河口周辺の漁村風景を表現。松・梅・紅葉・葦などの植物のほかに、小舟・網干(漁網を干しているさま)や海辺を飛ぶ千鳥が描かれている。古典柄だが、荒波の動きや松林などの表現でオリジナリティを出している。

左下の『爛漫』は、江上昌幸さんが「夜桜を眺めながら飲む酒は格別だろうな」というイメージで作った作品。八重桜などの桜は、吉祥文様として春以外の季節の着物にも広く用いられる。七宝・菱などの割付文様や牡丹、菊唐草などを描いた短冊の模様を桜と組み合わせ、華やかさを出している。短冊を結ぶ紐に描かれた網代模様にも細かい糸目友禅の技法が駆使されている。金箔や刺繍が緻密な柄を一段と引き立てている。

そして右の作品は熊澤吉治さんの『薬玉(くすだま)』。不浄・邪気を払い長寿を願う薬玉は、友禅染でもよく描かれるモチーフ。この作品は7歳児の祝い着なので、下絵・地色・配色でかわいらしさを表現した。薬玉には菊・牡丹・橘・梅・竹などを描き、華やかな美しさや子どもの健やかな成長を祈る気持ちなどが込められている。

熊崎和人さん作の江戸解文様(えどときもんよう)『磯浜風景』。江戸解文様とは、江戸時代に武家の女性の着物に描かれた古典的な風景文様のこと。草木などに加え、海辺の風物が描かれるのが特徴だ。この作品は、平川(旧神田川)の河口周辺の漁村風景を表現。松・梅・紅葉・葦などの植物のほかに、小舟・網干(漁網を干しているさま)や海辺を飛ぶ千鳥が描かれている。古典柄だが、荒波の動きや松林などの表現でオリジナリティを出している。

江上昌幸さんが「夜桜を眺めながら飲む酒は格別だろうな」というイメージで作った作品『爛漫』。八重桜などの桜は、吉祥文様として春以外の季節の着物にも広く用いられる。七宝・菱などの割付文様や牡丹、菊唐草などを描いた短冊の模様を桜と組み合わせ、華やかさを出している。短冊を結ぶ紐に描かれた網代模様にも細かい糸目友禅の技法が駆使されている。金箔や刺繍が緻密な柄を一段と引き立てている。

熊澤吉治さんの作品『薬玉(くすだま)』。不浄・邪気を払い長寿を願う薬玉は、友禅染でもよく描かれるモチーフ。この作品は7歳児の祝い着なので、下絵・地色・配色でかわいらしさを表現した。薬玉には菊・牡丹・橘・梅・竹などを描き、華やかな美しさや子どもの健やかな成長を祈る気持ちなどが込められている。

日本三大友禅の魅力が詰まった『筆まめVer.28』限定のスペシャルデザイン年賀状。ぜひ使ってみてはいかがだろうか。

文/クエストルーム

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バックナンバー

[第6回]都会的でモダンな “東京手描友禅” が生まれる工房へ

[第5回]“東京手描友禅” はどのようにして伝わり、広まったのか?

[第4回]自然を写し込む “加賀友禅” が生まれる場所

[第3回]“加賀友禅らしさ” とは? その歴史や特徴について聞く

[第2回]京友禅作家・黒島敏さんの工房を訪問

[第1回]伝統工芸士・五代 田畑喜八さんに聞く “京友禅”

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