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ためになる!? はがきの豆知識

年賀状の正しい書き方・送り方をマスターしよう

年賀状の文面には、何をどんな順番で書いたらいいのだろうか。ここでは、一般的な年賀状の書き方を例文とともに紹介する。年賀状によく使われているにもかかわらず、実は間違った表現であるという例もあるので参考にしたい。また送り方についても、できるだけ元旦に相手のもとに配達されるよう、投函時期などをよく確認しておこう。

2017/12/13 更新

年賀状と一般はがきを区別する「朱書き」

「朱書き」とは、お年玉付郵便葉書の切手の位置の下に、赤い字で書かれている「年賀」の文字のことを指す。日本郵便が発行している年賀はがき以外の葉書、つまり、普通の郵便はがきや私製はがきを年賀状として使うときには、必ずこの「朱書き」を切手の下など、はがき表面の見やすい位置に書いておくことが必要だ。「年賀」の赤い文字がないはがきは、年賀状とみなされず通常はがきの料金(62円)の適用となり、普通郵便物として年内に配達されてしまう可能性があるので注意したい。

なお、私製の葉書を使うときには、切手を貼ることを忘れずに。お年玉年賀はがきほど広く知られていないが、「お年玉付き年賀切手」も発行されているので、利用してみては? 詳しくはこちらを参照。

また、12月15日~1月7日までの期間中に投函する場合は52円分の切手を貼ればよいのだが、この期間外に投函する場合は一般の通常はがき料金(62円)が適用となり、さらに10円分の切手を貼り足さなくてはならない。投函時期について詳しくはこちら。

基本的な年賀状の書き方を知ろう

年賀状の書き方 その①

年賀状には何をどの順番で書くか

一般的に、年賀状は次のような項目が順番に並んで構成されている。

①「謹賀新年」「賀春」といった賀詞。他の文章よりも大きめに書かれることが多い。
②前年のお付き合いのお礼や、年越しを無事にできたことの喜び、日ごろの感謝などを述べる文。
③変わらないお付き合いや、今後の指導などを願う文。
④相手および相手の家族などの幸せを願う文。
⑤日付。年賀状を作成した日付ではなく、多くの場合は「○○年 元旦」と書くことが多い。
⑥最後の空きスペースに、ひと言メッセージを書きいれる。メッセージは、年賀状作成ソフトを使って、印字することもできる。①~⑤は、共通であっても、⑥の部分だけは送る相手によって書き分けたい。

それでは次に、①賀詞と、②~④の文例を見てみよう。


それでは次に、①賀詞と、②~④の文例を見てみよう。

年賀状の書き方 その②

年賀状に入れる「賀詞」とは?

本来、「賀詞」とは、お祝いの言葉一般を指す言葉なのだが、特に年賀状の冒頭に用いる新年のお祝いの文言を「賀詞」と呼ぶ。
賀詞には、「寿」のように漢字1文字のもの、「迎春」のように漢字2文字のもの、「謹賀新年」のような4文字のもの、「あけましておめでとうございます」といった文章のタイプ、「Happy New Year」のような英文スタイルのものがある。
漢字1文字・2文字の賀詞は、主に目上の人が目下の人に向けて使うことが多い。シンプルすぎて丁寧さや礼儀に欠ける印象もあるので、上司や取引先などに出す年賀状には使わないよう注意しておきたい。目上の人に送る年賀状には、へりくだった表現や、謹む気持ちや相手を敬う気持ちを表す漢字を用いるとよい。謹・敬・恭、などの漢字がそれにあたる。

年賀状の書き方 その③

賀詞のタイプいろいろ

それぞれのタイプ別に、賀詞の例をいくつか挙げてみよう。

■漢字1文字の賀詞

・寿 :めでたい、祝う
・賀 :祝う、よろこぶ
・福 :幸せ、ねぎらう
・禧 :よろこぶ
・春 :新年、年のはじまり
・吉 :めでたい、縁起が良い
・和 :なごむ、なごやか
・安 :やすらぐ
・慶 :よろこぶ

など

■漢字2文字の賀詞

・賀寿 : 長寿を祝う
・賀正 : 正月を祝う
・寿春 : 新年(初春)を祝う
・新禧 : 新年をよろこぶ
・迎春 : 新春(新年)を迎える
・慶春 : 新年(初春)をよろこぶ
・頌春 : 新年(初春)をたたえる
・慶賀 : よろこび祝う

など

■漢字4文字の賀詞

・謹賀新年: 謹んで新年をお祝い申し上げます

・謹賀新春 : 謹んで新しい年をお祝い申し上げます

・恭賀新年 : 恭しく新年をお祝い申し上げます

・恭賀新春 :うやうやしく新しい年をお祝い申し上げます

・慶賀光春 : 輝かしい新年のお喜びを申し上げます

・敬頌新禧 : うやうやしく新年の喜びをお讃え申し上げます

など

■文章の賀詞

・「あけましておめでとうございます」

・「新年おめでとうございます」

・「新春のお慶びを申し上げます」

・「新年の御祝詞を申し上げます」

・「謹んで年頭の御祝詞を申し上げます」

・「謹んで初春のお慶びを申し上げます」

など

『筆まめでぃあ』からの、ワンポイントアドバイス

漢字1~2文字の賀詞に続けて、文章の賀詞を書くときには、お互いの意味が重複しないように気を付けよう。例えば、「賀正」と「新年おめでとうございます」はほぼ同じ意味。意味が似通った賀詞同士は、併記しないようにしよう。また、「新年」には「明けまして」の意味が入っているので、「新年あけましておめでとうございます」も間違い。「明けましておめでとうございます」だけでよい。
同じく、「元旦」は「1月1日」の意味なので、「平成30年 1月 元旦」とするのは間違い。「元旦」と書くときは、「1月」「一月」は不要なので注意しよう。

■英文の賀詞

・New Year’s Greetings : 新年のごあいさつ

・Happy New Year : 新年おめでとう

・A Happy New Year : よい新年を

・May the new year be filled with happiness : 今年もあなたに幸福あれ

『筆まめでぃあ』からの、ワンポイントアドバイス

欧米では、クリスマスと新年のあいさつを一緒に行うのが一般的。「A Happy New Year」には、「良いお年をお迎えください」という年越し前に使うニュアンスが込められている。年越し後に届く年賀状には不向きなので気を付けよう。日本のように、年が明けた後に届けるカードには、「Happy New Year(新年おめでとう)」と書いておくのがよい。

年賀状の書き方 その④

賀詞に続けて添える文章例

続いて、基本的な年賀状の書き方②~④にあたる部分の例文をいくつか挙げてみよう。新年のお祝い気持ちを伝える年賀状として、相手の健康や発展を願う部分は、本来の意味から最も重要な箇所だ。例文通りでなくとも、心のこもったひと言を送りたい。

■かわらぬお付き合いやご指導を願う文章

・本年もご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

・本年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願いいたします。

・本年も一層のお引き立てのほど宜しくお願いいたします。

・本年も倍旧のご愛顧のほどひとえにお願い申しげます

■相手や相手の家族の健康、繁栄を願う文章

・皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

・皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。

・皆様のご多幸と繁栄をお祈り申し上げます。

・御社のますますのご発展をご祈念申し上げます。

・貴社ますますのご発展と社員皆様のご活躍を祈念いたします。

※なお、年賀状は用件を伝える「手紙」ではないので、賀詞とあいさつ文のみでまとめるようにしよう。

『筆まめでぃあ』からの、ワンポイントアドバイス

お祝いを述べる年賀状では、滅びる、失う、倒れる、枯れる、衰える、といったような表現は使わない。「去る」も避けたい表現なので、「去年」と言いたいときは、必ず「昨年」「旧年」などに言い換えるようにしよう。

年賀状の書き方 その⑤

年賀状の投函時期

「年賀郵便特別取扱」とは、年賀はがきを一定期間に出せば、通常のはがきに押される「消印」を押さず、翌年の元旦に、宛先へ配達するサービス。毎年、年賀郵便特別取扱の年賀状の引き受けは、12月15日から開始する。
日本郵便の「2018(平成30)年用年賀葉書の発行及び販売」によると、2017年12月15日~25日までに投函された年賀状は、元旦に宛先の住所に配達されるよう、手配される。25日を過ぎても、28日までに投函されたものであれば、できる限り元旦に届くよう、対応するとのことだ。確実に元旦に届けたい場合は、12月25日までの投函を心がけよう。

また、2017年6月1日の郵便料金改定により、通常はがきの料金は62円となったが、年賀はがきについては12月15日~1月7日の期間に限り、52円で差し出すことができる。ただし、期間外(12月14日以前または1月8日以降)だと年賀はがきを差し出す場合であっても、10円分の切手を貼り足す必要があるので注意したい。

神戸新聞の報道などによれば、料金不足のはがきは差出人の住所地を管轄する郵便局管内で投函されたものは差出人に戻し、それ以外で投函されたものについてはそのまま配達したうえで、送り先に不足料金を請求することになっている。しかしながら2018年の年賀はがきについては特別対応を行い、1月8日~15日に投函されたものは投函場所に関わらず、差出人に返却する方針とのことだ。

差し出す側と受け取る側の双方が気持ち良く新年を迎えられるようにするためにも、投函時期には例年以上に注意を払おう。料金改定に伴う年賀はがきの取り扱いに関する、日本郵便のQ&Aはこちら

『筆まめでぃあ』からの、ワンポイントアドバイス

もともと年賀状は、1月2日の「書初め」で書かれていたもの。そのため、元旦に届かなくとも、松の内(一般的に1月7日まで)に届けば失礼ではない。もし、松の内に間に合わない場合は賀詞を書かずに、「寒中見舞い」として送るとよい。

年賀状の書き方 その⑥

ビジネスにも役立てたい年賀状

年賀状は、プライベートだけでなく、ビジネスの相手にもぜひ送りたい。きちんとしたあいさつ状を送る良い機会であり、会社同士の関係はもちろん、個々の担当者同士の関係も円滑にしてくれるだろう。しかし、あくまでも仕事の一環として出すもの。年賀状の文例を参考に、失礼のない礼儀正しい文面の年賀葉書を送るよう、心がけよう。文例のサンプルはこちらを参照。

年賀状の書き方 その⑦

年賀状に添えてみたい俳句

年賀状に一句添えるだけで、おめでたい気分をより盛り上げてくれる俳句をいくつか紹介する。『筆まめ』には、このほかの俳句を集めた名句集が収録されているので、ぜひ引用してみては?

正月や よき旅をして 海を見る 碧悟桐
元日の 人通りとは なりにけり 子規
七草や 袴の紐の 片むすび 蕪村
初夢に ふるさとを見て 涙かな 一茶
一人居や 思ふことなき 三ヶ日 漱石
元日や 手を洗ひをる 夕ごころ 龍之介
一年の 又はじまりぬ 何や彼や 虚子
よき事の 目にもあまるや 花の春 千代女
縁側の 日にえいにけり お元旦 鬼城
元日の 新しい顔で 友ら来る 草城
初春や 心まどかに 手毬唄 添水
元日や 人の妻子の 美しき 梅堂

まとめ

作法にのっとり、礼儀正しく書かれた年賀状が新年の元旦に届くのは、気持ちの良いものだ。自分だけに宛てた手書きのひと言が書かれていたら、受け取り手もいっそう嬉しさが増すだろう。
年賀状は枚数が多いと準備も大変になるが、今は年賀状作成ソフトなども出回っているので、それらを利用して早めに準備を始めよう。賀詞の書き方や、どんなあいさつ文を用いたらよいか迷うときは、例文を参考にしたり、年賀状作成ソフトに入っているひな型に手を加えるなどして、自分なりの年賀状を作ってみよう。

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