ためになる!? はがきの豆知識
新年を迎え、幼稚園や保育園によっては保護者に年賀状を送ることがある。もし幼稚園や保育園から年賀状が届いたとしたら、返事を出すべきかどうか悩む人もいるだろう。
また、保護者の中には、子どもが毎日のようにお世話になっている幼稚園や保育園に、年賀状を送るべきかどうか迷っている人もいるかもしれない。
今回は、幼稚園や保育園との年賀状のやり取りについて解説する。さらに、幼稚園や保育園に年賀状を出すときのポイントや年賀状の文例も紹介するので、幼稚園や保育園との年賀状のやり取りで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてほしい。
幼稚園や保育園に年賀状は出す?出さない?
お世話になっている人に送る年賀状だが、子どもがお世話になっている幼稚園や保育園には年賀状を出すべきなのだろうか。
結論からいうと、幼稚園や保育園への年賀状は出す人もいれば出さない人もいるので、自己判断でかまわない。
とはいえ、「幼稚園や保育園から年賀状が届いたが、返事を出さないのはマナー違反だろうか・・・」「子どもが先生に年賀状を出したがっているが、どうすれば・・・」など、判断に迷うこともあるだろう。
この項では、上記のようなときにどう判断すれば良いのかを解説する。年賀状を出さないほうが良い場合もあるため、ぜひチェックしてみてほしい。
幼稚園や保育園側から年賀状が届いたとき
前述のとおり、保護者によっては幼稚園や保育園に年賀状を出す人もいれば、出さない人もいる。幼稚園や保育園から年賀状が届いたときも同様で、出さなくてもとくに失礼にはあたらない。
とはいえ、幼稚園や保育園の先生が個人的に年賀状を書いて送ってくれた場合などは、返事を出したほうが良いだろう。
「子どもがお世話になっている」「子育ての悩みについていろいろと相談乗ってもらった」などで、幼稚園や保育園の先生に日頃のお礼を伝えたいときに、年賀状を活用する方法もある。
「ほかの家庭はどこも返事を出していたのに、自分だけは出していなかった」という状況を避けたい場合は、同じクラスの保護者に年賀状をどうするか聞いてみると良いかもしれない。
子どもが年賀状を出したいと言ったとき
子どもが「先生に年賀状を出したい、年賀状を書いてみたい」といった場合は、子どもの意思を尊重して年賀状を出してあげると良いだろう。子どもだけでなく保護者からも一言添えると、より丁寧な印象になるので、できれば何かメッセージを書いておこう。
ただし、園によってはトラブル防止や先生の負担軽減などを理由に、「年賀状のやり取りをしないこと」などのルールを定めているケースもある。あらかじめ先生に年賀状を送っても良いかを確認しておこう。
また、幼稚園や保育園に限った話ではないが、先生が喪中の場合は年賀状を出すのは控えるのがマナーである。それでも子どもが年賀状を出したいといった場合は、新年の挨拶を年賀状ではなく手紙に書いて、休み明けに先生に直接手渡しするなどの方法を考えてみよう。
【文例】幼稚園や保育園に出す年賀状の例
幼稚園や保育園に年賀状を出すと決めたら、次に悩むのが「どのような文章にするか」ではないだろうか。
「あまり堅苦しい文章も違う気がするものの、フランクすぎるのもどうなのか」「子どもが書く場合はどんな内容にしたら良いのか」など、悩むことも多いだろう。
そんな人のために、ここでは幼稚園や保育園に出す年賀状の文例を紹介するので、迷ったときは参考にしてみてほしい。
文例1.親から先生へのコメント
幼稚園や保育園の年賀状に保護者がコメントを書くときは、新年の挨拶とともに子どもの様子や幼稚園、保育園、先生への感謝、感想などを書くのがおすすめだ。
新年あけましておめでとうございます
昨年は親子共々大変お世話になりました
おかげさまで〇〇は毎日楽しく幼稚園(保育園)に通えています
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
旧年中は○○がお世話になり 誠にありがとうございました
○○先生のおかげで、○○もいろいろなことができるようになっています
本年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます
子どもと一緒に年賀状を書く場合、保護者のコメントは以下のように短くまとめると良い。
明けましておめでとうございます
毎日○○が幼稚園(保育園)のことや ○○先生のことを楽しそうに話しています
いつもありがとうございます
あけましておめでとうございます
○○がイヤイヤ期に突入し ご迷惑をおかけすることも多いと思いますが
いつもやさしく見守っていただきありがとうございます
文例2.子どもから先生へのメッセージ
子どもから幼稚園や保育園、先生にメッセージを書く場合は、失礼な内容でないか保護者がチェックして、あとは自由に書かせてあげよう。
・○○せんせい、あけましておめでとうございます
・いつも○○してくれてありがとう
・きゅうしょくでおやさいがたべられるようにがんばります
・○○せんせいだいすき
子どもの気持ちや、元気なことが伝わる内容であれば、読んだ先生もうれしくなるはずだ。なかなか内容が思いつかない場合は、「保育園で何が楽しい?」「何がうれしかった?」と子どもに話しかけて、ポジティブな思い出を引き出してあげると良いだろう。
まだ文字が書けなかったり、文章を書くのが好きではなかったりする子どもは、絵を描かせたり、シールを貼らせたりするのがおすすめだ。無理に書かせるのではなく、子どもが楽しく年賀状を作れるように工夫してみよう。
【幼稚園や保育園宛】年賀状を出すときのポイント
幼稚園や保育園に年賀状を出すときに、押さえておきたいポイントが2点ある。年賀状の準備を始める前に、チェックしてみてほしい。
宛名は保護者が書く
幼稚園や保育園に年賀状を出すというと、子どもが「自分も書きたい」ということがあるが、宛名や住所は必ず保護者が書こう。
子どもが「宛名も自分で書きたい」と言うかもしれないが、子どもの字だと配達員が判別できない可能性があるためだ。
せっかく出した年賀状が別の住所に届いたり、宛先不明で戻ってきたりしないように、宛名や住所は大人が記入する。どうしても子どもが宛名を書きたがった場合は、子どもが書いた宛名の横に保護者がふりがなをつけるなど工夫してみよう。
また、宛名の使い分けにも注意が必要だ。子どもが先生に向けて書く場合は「〇〇先生」で問題ないが、保護者から先生に出す場合は「〇〇様」とするのが一般的だ。
とはいえ、絶対に「様」としなくてはならないわけではない。先生側も、いつも「〇〇先生」と呼ばれているので、宛名を「〇〇先生」にしてもさほど気にすることはないだろう。
なお、先生個人ではなく、幼稚園や保育園に向けて出す場合は、「〇〇幼稚園(保育園)御中」とするのがマナーだ。
写真付きの年賀状を送る
幼稚園や保育園、先生に年賀状を出すときは、家族旅行など子どもの写真が入っているものを選ぼう。運動会など、幼稚園や保育園、先生との思い出を伝える写真を使うのもおすすめだ。
子どもの写真が載っていれば、保護者の氏名まで把握できていない場合でも、どの子の家から来た年賀状かがわかりやすいというメリットもある。
もし「写真入りの年賀状を作るのはむずかしそう」と思ったら、ぜひ年賀状作成ソフト「筆まめ」を使ってみてほしい。
筆まめなら、Googleフォトの写真を取り込んで年賀状に挿入できるので、手軽に写真入りの年賀状が作れる。自動レイアウト機能を使えば、長い住所や連名も自動で整えてくれるため、仕上がりもきれいだ。
豊富なデザイン、イラスト、フォントから好みのものを選べるので、幼稚園や保育園に出す年賀状が簡単に作れるだろう。
まとめ
幼稚園や保育園に年賀状を出すか出さないかは、人それぞれだ。幼稚園や保育園から年賀状が届いた場合でも、返事を出す人もいれば出さない人もいるので、出さなくても失礼にはあたらない。
とはいえ、「いつもお世話になっているお礼を伝えたい」「子どもが先生に年賀状を出したい」といっているなどの場合は、年賀状を出すのがおすすめだ。
年賀状を出す場合、園によっては年賀状に関するルールが定められていることがある。事前にルールや先生が喪中ではないかといった点だけ確認しておこう。