ためになる!? はがきの豆知識
最近は、パソコンとプリンターを使って、家庭で年賀状やはがきの宛名印刷を行う人が増えており、はがき用の宛名印刷ソフトにもさまざまな種類が出回っている。「便利な機能が付いているものを使いたいけど、お金はかけたくない」ということであれば、フリーソフトを試してみては? インターネットで検索すると、住所録の作成から宛名の印刷までできる、フリーソフトやシェアウエア※がたくさん紹介されている。ただし、無料である代わりに機能が限定されたものが多いのが難点。ここでは、代表的なフリーソフトやシェアウェアを紹介する。
※フリーソフト(フリーウエア)とは文字通り無料でダウンロードすることができるソフトウエア。シェアウエアとは、ある期間内だけ試しに使ってみて、継続して使いたいときにはライセンス料金を支払って利用するもの。詳しくは、こちらのページを参考に。
年賀状の宛名印刷に使える、フリーソフト・シェアウエア
ダウンロードが無料もしくは安価で行えるフリーソフトやシェアウエアには、さまざまな種類があり、それぞれに特徴がある。シンプル機能で初心者でも使いやすいものから、住所録の機能が充実しているものなど、いろいろなタイプがあるので、自身のニーズに合ったものを選ぶとよいだろう。
ブラウザやスマートフォンで使える「筆王」。
パソコンだけでなく、スマートフォンからでも作れるので移動中の隙間時間に年賀状を作成することもできる。
【ここがポイント】
・テンプレートが3,000点以上も収録
・MacやiPhone、Androidでも使える
・印刷サービスで一部有料の機能がある
【必要なOS環境】
Android
iOS
macOS Big Sur(v11.0)
macOS Catalina(v10.15)
macOS Mojave(v10.14)
macOS High Sierra(v10.13)
Windows® 10 (32ビット/64ビット版)
Windows® 8.1(32ビット/64ビット版)
以下のブラウザで動作確認済
Microsoft Edge
Internet Explorer 11
Google Chrome
Firefox
Safari
入力した宛名データを、リアルタイムでプレビュー画面に表示。修正などもプレビューを見ながらその場ですぐ行える、はがき用の宛名印刷ソフト。
【ここがポイント】
・入力した宛名の住所・氏名の文字数によって、フォントを自動調整・均等割り付け
・郵便番号と住所の自動入力が、双方向からできる
・有料で提供されている文面作成機能のうち、一部を無料で利用できる
・フリーソフト
【必要なOS環境】
Windows10、8.1、8、7、Vista、XP
一般のはがきや年賀状のほか、封書やラベルシールの宛名、のし袋、のし紙、郵便振替用紙にも印刷が可能なフリーソフト。
【ここがポイント】
・はがきをはじめ、JIS規格の19種類の封筒サイズに適応
・任意の幅と長さのフォーマットを指定でき、規格外封筒の印刷にも対応。ユーザ指定のパターンは最大8種類まで登録ができる
・印刷文字の向きを縦・横からえらべるほか、文字の位置やフォントも変更可能
・フリーソフトではあるが、寄付(1,188円)を募っている
【必要なOS環境】
Windows10、8、7
まとめ
フリーソフトやシェアウエアは、価格の面では確かに魅力的だ。一方でサポート体制や操作マニュアルが整っていない場合が多く、急に動作が不安定になったなど、トラブルがあったときには不便な点もある点には注意しておく必要がある。 また、フリーソフトと書かれていても、一定以上のサービスからは有料になることも。機能やシステムをよく確認してから利用するようにしよう。
『筆まめでぃあ』からの、ワンポイントアドバイス
宛名印刷だけでなく、文面の作成・印刷も自分でしたいというときは、ダウンロード版の「年賀状作成ソフト」を利用してみるのもよいだろう。電気量販店や書店などで売られているパッケージ製品と比較すると、機能が限定されたり、文面作成の素材が少なかったり、取り扱い説明書がなかったりするなど、サービス面では不便を感じるかもしれないが、市販品よりは安い価格で入手することができる。
ダウンロード版の「年賀状作成ソフト」にもたくさんの種類がある。それぞれの特長やメリット・デメリットを押さえ、活用してみては?