SNSで “いいね” がもらえるシーン別写真の撮り方
シーン別写真の撮り方、覚えておきたいポイントとは?(前編)
スマホが普及し、デジカメがコンパクトになり、FacebookやInstagram、Twitterといったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で写真をアップするのが日常になっている人も多いのではないでしょうか。SNSはコメントや「いいね!」がもらえると楽しさが倍増します。今回は「風景」「子ども」「料理」「スポーツ」の4つのシーンについて、それぞれのSNSに向けた写真撮影のポイントをご紹介します。
<シーン1>風景写真の撮り方 ~魅せる写真は構図が決め手!~
●アクセントとなる被写体を決めて「三分割法」で配置しよう
旅行などで素晴らしい風景を目にしたら、SNSにアップしたくなりますね。風景写真は、構図が重要です。アクセントとなる被写体を決めて、もっとも万能な構図「三分割法」に当てはめましょう。三分割法とは、画面を縦横にそれぞれ3分割し、縦と横の線が交わる点に被写体を配置する方法。山頂や動物、植物、建物など、メインの被写体を交点に配置するとバランスのよい美しい写真が撮れます。スマホやデジカメでは、たいていの場合、三分割法のグリッド線を画面に表示することができるので試してみてくださいね。
●前景を使って、見る人を写真に引き込もう
カメラの近くにある自然や建物を「前景」として写真に入れると、奥行きや距離感が出て、インパクトが増し、見る人を引き込みやすくなります。SNSの写真は第一印象が勝負。風景写真に前景を入れる習慣をつけるといいでしょう。
<シーン2>子どもの写真の撮り方 ~狙うのは自然で豊かな表情!~
●子どもと一緒に遊びながら撮影しよう
SNSでお子さんの写真をアップしている人も多いのではないでしょうか。子どもの写真は、普段通りの豊かな表情を押さえたいもの。構図を考えたり、カメラ目線を要求したりすると、子どもの動きが不自然になり、表情が硬くなって魅力が半減してしまうことが多いよう。一緒に遊びながら、不意打ちでシャッターを切ると、自然な表情が写せて魅力的な写真になります。
●予想外の動きやコロコロ変わる表情は連写機能でとらえよう
子どもを撮影する時におすすめなのが連写機能。予想外の動きや表情の変化がよくわかる連続写真はとても楽しいもの。SNSウケするようなおもしろくてかわいい瞬間を激写できる可能性も。また、ピントが合いやすいという意味でもおすすめです。
旅行に行った時のすばらしい「風景写真」や、日々成長していく「子どもの写真」は、SNSで親しい人と共有して楽しみたいですね。後編では、ついつい自慢したくなるおいしそうな「料理写真」や思い出深い運動会などの「スポーツ写真」の撮り方のコツをご紹介します。