ホーム>筆まめでぃあ>年賀状作成ソフトは年中活用!>[第1回]実は年中使える年賀状作成ソフトの活用術 シェアツイート

ITライターが検証 年賀状作成ソフトは年中活用!

[第1回]
実は年中使える年賀状作成ソフトの活用術

年賀状作成ソフトは年賀状を出すためだけのソフトではなかった! 発売されたばかりの『筆まめ Ver.27』を試してみて、数年ぶりに年賀状作成ソフトに触れたITライター太田が、その多彩な機能を徹底レポートする本連載。第1回は、1年中使えて大人力がアップする『筆まめ Ver.27』の充実ぶりをチェック!

PROFILE

太田百合子IT・モバイルライター

雑誌、WEB等で、スマートフォンをはじめとするデジタルガジェットの選び方、使い方、楽しみ方に関する記事を執筆。

社会人として大人として「ちゃんとしたい」人のためのサポートツール

今やメールさえ使わずに、SNSやチャットでコミュニケーションが成立する時代。だからこそ逆にビジネスの最前線では、はがきや手紙が見直されていると聞く。こんな時代にわざわざ郵送すれば、それだけで相手に強い印象を残せるからだ。「年賀状」も同じ。最近は出さない人も増えているが、出せばきっと「社会人として、大人としてちゃんとしている」と印象づけられるはず。結婚を機に、結婚報告、引っ越し、出産報告と挨拶状を郵送する人が増えるのも、そうすることで互いの知人や親戚に「ちゃんとしている」と認めてもらえる、というのが大きいように思う。

年賀状作成ソフトは、そんな「ちゃんとしている大人の自分」を陰ながらサポートしてくれるツールだ。ソフトがなくても年賀状は作れるし出すこともできるが、あればその手間はかなり軽減される。実は筆者自身も、ここ数年は年賀状作成ソフトを使わずにきたのだが、今回改めて、最新の『筆まめ Ver.27』を使ってみて、その機能の充実ぶりに心から驚かされた。なぜもっと早く導入しなかったのかと、後悔したほどだ。

フォントも写真も、デザインに必要なすべてがこれ1つで完結!

年賀状作成ソフトに漠然と抱いていたイメージも、使用前、使用後ではずいぶん変わった。まず、年賀状作成ソフトというと1年に1度しか使わないソフトというイメージがあったのだが、それは大きな間違いだった。収録されているデザインテンプレートのサンプルを少し見ればすぐに分かるが、年賀状のデザインが豊富なのはもちろんのこと、さまざまなライフイベント、シーンで活用できる、イベント案内や挨拶状のバリエーションもかなり充実している。バースデーカードから各種お祝い、お礼状や挨拶状、同窓会やパーティーの出欠をとる往復はがきに至るまで、大げさではなく、はがきで出すものはほぼ網羅されているという印象。さらにビジネスに役立つ案内状や名刺、のし紙や賞状といったはがき以外のデザインまで揃っている。

さまざまなライフイベント、シーンに活用できるデザインテンプレートが豊富に用意されている。

豊富なのはデザインテンプレートだけではない。なんと使用できるフォントが147書体も収録されている。少しでもグラフィックデザインをかじったことがある人ならご存じだろうが、フォントは個別に購入すると高価なもの。それが『筆まめ Ver.27』をインストールするだけで147書体も入手できるというのだから、これは驚きである。さらに詳しい使い方については次回以降に改めて紹介する予定だが、ちょっとしたレタッチソフト並みに、写真を編集・加工できる機能まで備わっている。つまりデザインに必要なベースになるテンプレート、フォント、写真の編集までこれ1つですべて完結するということ。正直に言って、年賀状作成ソフトをちょっとナメていた。

ゴシックから筆文字までバリエーション豊かな和文、欧文フォントが147書体も収録されている。

個々の相手とのつながり、付き合いをしっかり管理できる

一方で、お付き合いの管理ツールとしてもかなり優秀だ。住所録を作成・保存できるのはもちろんだが、その住所録には年賀状を出した、もらったという出受を管理できる機能まで備わっている。毎年煩雑になりがちな喪中の相手の管理もカンタンにでき、悲しみに暮れている相手にうっかり年賀状を出してしまうという失礼も防ぐことができる。さらに最近、いつ、どこで相手に会ったか、どういうやり取りをしたかといった、文字通りのお付き合いの詳細まで記録しておくことが可能。この機能ははがきに書く文面を考えるときに、かなり役立つはずだ。

年賀状を出したか受け取ったか、喪中だったか、最近いつ会ったかなどを個別に管理できる。

年賀状や挨拶状を単に郵送すればそれでいいのではなく、最も大切なことは、個々の相手とのお付き合いを「ちゃんとしている」ということだろう。『筆まめ Ver.27』はまさに、そんな社会人として大人として、ちゃんとしたい人をしっかりサポートしてくれるツールになっている。次回はクラウド連携でうっかり出し忘れを防げる、賢い住所録をレビューしたい。

文/太田百合子

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