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ためになる!? はがきの豆知識

コロナ禍だからこそ年賀状を送りたい。相手を気遣った文例を解説

これまで毎年正月やお盆などに実家に帰っていたのに、コロナ禍で帰省できなくなったという人は多いだろう。両親とSNSなどでは連絡をとっていても、しばらく会っていないということで、年賀状を出そうと考えている人もいるのではないだろうか。

ここでは、コロナ禍で送る年賀状について、文例を添えて解説していこう。

コロナ禍だからこそ年賀状を送ろう

2024年の正月は、コロナ禍以降4度目の正月である。新型コロナウイルスの影響を受けている人もいるため、年賀状を出すのを控えた方が良いのではないかと考えている人もいるだろう。同じ理由で去年も年賀状を出さなかったという人もいるかもしれない。

たしかに良くないことが起こっているときに、年賀状を出すのははばかられることだ。しかし、コロナ禍でも年賀状を出そうと考えている人や、去年実際に出した人は多くいる。

日本トレンドサーチが実施した年賀状に関するアンケートによると、例年年賀状を送っている人は56.8%だった。これに対して、今年は年賀状を送るかどうかという質問には58.9%の人が送るつもりと回答している。

参照:「【2021年の年賀状】例年は送らないがコロナの影響で「今年は送る」22.9%」(株式会社NEXER)

このアンケートから、コロナ禍を理由に年賀状を送るのを控える人はかなり少ないということがうかがえる。むしろコロナ禍だからこそ年賀状を出そうと考える人もいるようだ。

たとえば、なかなか会えない友人に久しぶりに年賀状を出して近況報告したいという意見の人もいる。LINEやメールなどでたまに連絡を取り合っている友人でも、年賀状をもらうことで元気づけられることもあるだろう。

正月に親戚一同で会うことが滅多にないため、せめて年賀状くらいはという思いの人も少なくない。

コロナ禍で年賀状を出して不謹慎だと思われる可能性は低く、むしろ喜んでもらえる可能性が高いといえるだろう。

コロナ禍で年賀状を送る際の文章例

コロナ禍で年賀状を送ることは問題ないと分かっても、どのような文面にすれば良いのか悩む人もいるだろう。例年通りで良いのかどうか迷うところだ。そこで、コロナ禍で送る年賀状の文章例を3パターン紹介していこう。

文例1.現在の状況と感謝を伝える文章

恩師や日頃お世話になっている方へ、現在の状況と感謝を伝えるフォーマルな文例だ。

昨年は非常に大変な年でしたが 格別のお引き立てを頂きまして有難うございました
依然として厳しい状況は続いておりますが お陰様で盛り返すことができそうです
家族も無事健康に暮らしております
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます

平素の疎遠をお詫び申し上げます
昨年は お恥ずかしいことに自分のことで精一杯の一年でありました
ふと気が付いたら新しい年になっていたという感じです
新年早々大変反省しております
このような私ですが 本年もご厚誼のほど宜しくお願いいたします

文例2.終息することを願う文章

不幸の多かった年を思い、コロナ終息と、平和な日常を願う文例だ。

今まで経験したことがない未曾有の年でしたが 旧年中は大変お世話になりました
本年もご期待に添えますよう精進する所存です
早くマスクをとってお話出来ますことを願っています

旧年中は公私にわたり大変お世話になりまして 有難うございました
このような時代だからこそ人を大切にすることが大事と○○様から学びました
本年もご厚誼のほどお願い申し上げます
年の初めに世界中の人が心から笑顔になれる毎日が来ますよう念じます

文例3.また会えることを願う文章

コロナ禍で疎遠になってしまった方へ、再会の機会を願う文例だ。

年が変わり この新しい年が皆様にとってよい年になりますよう
そして笑顔でお目にかかれますよう 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします

旧年中は格別のお引き立てを賜りまして 有難うございました
お目にかかれる幸せを感じた年でもありました
なにとぞ本年も倍旧のご指導を伏してお願い申し上げます

コロナ禍で年賀状を書く際のひと工夫

コロナ禍で生活が一変した人や趣味を楽しめなくなってしまった人なども少なくない。多かれ少なかれ、ほとんどの人が何かしらの影響を受けているだろう。そのような事情を考慮して、年賀状を書く際には気遣いも必要だ。少し工夫を凝らすだけでも、印象がだいぶ違ってくるだろう。では、どのようなことに気をつければ良いのか説明していこう。

祝い言葉や忌み言葉を避ける

普段の年の年賀状なら、「あけましておめでとうございます」と書く人が多いだろう。年賀状なら定番の言い回しである。しかし、コロナ禍で送る年賀状の場合には、その言い回しは避けた方が良い場合もある。正月を祝いたい気持ちでない人も多く、気分を害してしまう可能性がある。

年末に病気に罹っている方や、長期にわたって体調を崩している方へは、なるべく控えるようにしよう。「おめでとう」を「今年もよろしくお願いします」のような言い回しに変えるのがポイントだ。相手に寄り添っていることが伝わるだろう。

また、コロナ禍の状況に限ったことではないが、年賀状に忌み言葉は使わないのがマナーである。気づかないうちに忌み言葉を使ってしまうこともあるため注意しよう。

忌み言葉はマイナスな意味合いをもつ言葉で、以下が一例である。

・滅びる、無くす、終わる:死を連想させる
・飽きる、割る、悲しむ:不幸を連想させる
・去る、帰る、消える:別離を連想させる

忌み言葉そのものだけでなく、その漢字が含まれる言葉も使わないようにしよう。

たとえば、「去年」という言葉自体に悪い意味はないが、「去」の漢字が使われている。そのため、年賀状の文面で使う際には「昨年」や「旧年」などの言葉に置き換えるのが望ましい。

また、「コロナ禍」という言い回しをつい使ってしまう人もいるだろう。しかし、「禍」は良くないできごとを意味するため、年賀状の文面に使ってはいけない。前章の文例のように、直接的な表現を避けた言い回しにするのが望ましい。

「アマビエ」デザインを使用する

年賀状では、文面と並んでデザインも大事だ。オシャレなデザインにしたいと考えている人もいれば、シンプルなデザインにしたいと考えている人もいるだろう。

一般的には、その年の干支のデザインを入れるケースが多い。2024年は辰年のため、竜・龍のデザインが無難だろう。干支の動物に加えて、門松やダルマ、鯛など正月にちなんだおめでたいものをあしらったデザインも、年賀状でよく使われている。普段の年の年賀状なら、そのようなデザインで問題ない。

しかし、コロナ禍では文面と同様に、デザインもあまりおめでたい様子を全面的に表現したものは避けた方が無難である。コロナの終息や相手の健康などを表現したデザインが望ましいだろう。

そこで、「アマビエ」をあしらったデザインがおすすめだ。アマビエというのは悪霊退散にご利益があるとされる妖怪で、一時SNSなどで注目を浴びた。

江戸時代後期に肥後の国から広まったとされており、当時描かれた絵もある。その絵によると身体に鱗が付いており、長髪で口には鳥のようなくちばしが付いているという風貌だ。

自治体や大企業などでも、感染防止を促すイラストなどにアマビエが採用されている。年賀状にもアマビエを描くことで、コロナの終息や感染防止の願いを込めることができて、相手にもその想いが伝わるだろう。

「筆まめ」の多彩なデザインとフォントで年賀状をつくろう

年賀状のデザインを作る際には、筆まめを利用してみてはどうだろうか。筆まめは数ある年賀状ソフトの中でも最多のデザインやイラスト数を誇り、その数は約45万点にものぼる。もちろん、コロナ禍の年賀状に適したデザインもそろえている。

写真を入れられるデザインもあるため、離れて暮らす両親に年賀状を出したい人にもおすすめだ。孫が一緒に写っている写真を入れれば、成長の様子が分かり、喜んでもらえるだろう。

また、筆まめは収録フォント数も136書体と豊富に収録しているので、表現の幅が広がるだろう。利用可能な定型文が2,885点も登録されているのも魅力だ。

長い住所だとレイアウトを整えるのが大変だが、筆まめならそのような心配もない。宛名は自動でレイアウトしてくれるため、住所が長くても綺麗に印刷できる。

コロナ禍で年賀状を送るなら、ぜひ筆まめを利用してみてはいかがだろうか。

まとめ

コロナ禍では年賀状を出すかどうか迷う人もいるが、出しても特段問題はない。コロナ禍で直接会う機会が減ってしまった相手なら喜んでもらえるだろう。
その際には、相手の状況を考慮し、おめでたいことを意味する言葉はあまり使わないのが無難だ。そして、アマビエのデザインを使って、相手の健康やコロナ終息への願いを込めると良いだろう。

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