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ためになる!? はがきの豆知識

料金改定! はがき・切手のマナーと
「かもめ~る」の基本情報をおさらい(前編)

2017年6月1日から郵便料金の一部が変更になりました! 消費税の増税時を除き、22年間変わることのなかった郵便料金の改定は、私たちの暮らしにも関連する注目ニュースのひとつです。今回は郵便はがきの料金に着目し、この改定にもかかわる郵便切手のマナーについてご紹介します。

まずは新料金の確認を。郵便はがきはいくらになる?

今回の改定で変更になった郵便はがきの新料金は以下のとおりです。

種類 新料金
普通はがき 62円
往復はがき 124円
年賀はがき 52円 ※変更なし
種類 新料金
普通はがき 62円
往復はがき 124円
年賀はがき 52円 ※変更なし

普通はがきが10円、往復はがきが20円の値上がりとなっています。
これからの季節に活躍する、くじ付きの暑中・残暑見舞はがき「かもめ~る」は新料金の62円で販売されているので心配いりませんが、手元にある52円のはがきや切手を利用する場合には、注意が必要です。そのまま投函してしまうと、料金不足のために返送されてきて、せっかくのはがきが台無しになることも。場合によっては返送されぬまま、先方に不足分を支払わせることになってしまうかもしれません。そうなっては、相手に失礼になりますので、手元に10円切手を常備しておく必要がありますね。

一方、年賀はがきの料金は変更がありません。それでも、年賀はがきとして52円が適用されるには、下記の条件があります。

条件① 12月15日~翌1月7日の間に差し出されること

条件② <日本郵便が発行する年賀はがき>または<通常はがきの表面に「年賀」の文字を朱記したもの>であること

つまり、買いすぎてしまった年賀はがきを用いて懸賞に応募するなどの場合には、10円の差額を支払う必要があるのです。ご注意くださいね。

料金の変更に伴う郵便はがきと郵便切手の扱いはどうなる?

では、気になるはがきと切手の注意事項やマナーについて、Q&A方式で解説していきます。

Q1:これまでの52円のはがきや切手は使えるの?
A1:はがきの表面に差額分の切手を貼り足すことで使用できます。

Q2:52円のはがきや切手を62円のものに交換することはできるの?
A2:1枚につき、5円の手数料と差額分10円の合計15円を支払えば交換できます。

Q3:切手を貼る位置は決まっているの?
A3:郵便物は機械で仕分けているため、切手は基本的に「縦長にしたときに左上」になる位置に貼ります。貼り足す場合は「縦長にしたときは下」に「横長にしたときは横」に貼るとよいでしょう。

Q4:切手を貼る枚数は決まっているの?
A4:貼る枚数に制限はありません。しかし、「あまった切手を寄せ集めた」と思われたり、受け取った方が不快に思ったりしないように気をつけましょう。

以上を踏まえると、はがきや切手を62円のものに交換するよりは、10円切手を貼り足すほうが経済的ではありますが、内容や届け先によっては失礼になる場合もありそうです。マナーに配慮しながら、届ける相手が目上の方なのか、友人なのかといったことにも気をつけて、新料金へ対応していきたいものですね。
次回は、くじ付き【暑中・残暑見舞はがき】「かもめ~る」についてご紹介します。

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