お気に入りはどれ?知って納得!デジタルカメラの選び方
知っておきたいデジタルカメラの選び方(後編)
前編では3種類のデジタルカメラの特徴をご紹介しました。後編ではカメラを選ぶ時に注目したいスペックや、カメラ選びの決め手ともいえるメーカー別の特徴をご紹介します。
<デジタルカメラの選び方・その2>スペックで選ぶ
カメラを選ぶ時に注目したいのがそのスペック。しかし、カタログなどに記載されていても初心者には難しい用語も多いもの。以下の用語を覚えておくとカメラの選び方に自信が持てるのではないでしょうか。
【画素数】
画素数は画面を構成する点の数。画素数が多くなればなるほど、緻密な描写ができます。最近のデジタルカメラは画素数が1,000万を超えるものも珍しくありませんが、L版サイズで印刷する場合は400万画素程度でも十分美しく、画質に大きな差は見られません。
【ISO感度】
デジタルカメラが光を捉える能力を表す値。ISO感度は数値が高いほど暗いところでも明るい写真を撮ることができますが、ISO100、ISO200、ISO400くらいまでが一般的。またISO感度の高さに比例してシャッタースピードが速くなり、動きの速い被写体もブレずに撮影できます。
【F値(絞り値)】
レンズを通る光の量を表す数値。小さい数値が選べる機種ほど暗い場所の撮影に有利です。しかし、最高でもF1.4程度、F2.8程度あれば明るさは充分です。また、シャッタースピードが速いので、F値が小さい方がブレにくいです。
【シャッタースピード】
シャッターが開いている時間のことで、1秒、1/2秒…1/250秒などと秒数で表します。速いシャッタースピードが選べる機種だと、被写体の動きが止まったかのような瞬間的な写真が撮れます。
機能に比例して価格は高くなります。どの程度、こだわって撮影をするのか価格と折り合いをつけて選びましょう。
<デジタルカメラの選び方・その3>メーカーで選ぶ
デジタルカメラは、メーカーによってもそれぞれ特徴があります。ここでは主なメーカーの特徴をご紹介します。迷った時には、メーカーの特徴や印象も考慮してはいかがでしょうか。
【キヤノン】
人の肌の色の再現を得意とし、写真は実際の色よりも「好ましい色」に写ります。プロ用の機種も数多く手がける信頼度の高いメーカーです。
【ニコン】
とてもナチュラルでありのままの色を忠実に再現するのが得意です。また、NASAの公式カメラに採用されているほど、カメラの完成度が高く頑丈です。
【ソニー】
精度が高いソニーのカメラは発色のよさが特徴です。世界最小・最軽量・世界最速など高い技術力を有し、イメージセンサー(レンズから入った光を電気信号に変換する部分)のシェアは世界トップです。
【オリンパス】
深みのある青色に定評があり、「オリンパスブルー」と表現されることも。女性ユーザーも多く、オシャレなデザインが人気です。
いかがでしたか? たくさんのカメラの中から、お気に入りのものを選択できるよう、選び方のポイントとなる情報をご紹介しました。これらの情報を元に、ぜひ納得できるカメラ選びをしてくださいね。